2019卒向け 外資系投資銀行の選考対策、心構え
サマージョブが勝負
外資系投資銀行を受験する上でサマージョブ*1は重要だ。ここで活躍できないと内定をもらえないと考えてよいだろう。
サマージョブの選考におちた人はむろんだが、サマージョブの選考に通過していても活躍できていない人は評価が下がる。評価が下がっている人は本選考のエントリーシートすら通らなくなることがある。 一度見で「こいつはいらない」と思われたのだから当然だろう。特に厳しいのがJPモルガンだ。問答無用でエントリーシートで落としてくるので注意しなければならない。ついでにモルガンスタンレーも不出来な学生には厳しい会社だ。モルガンスタンレーの本選考は面接のみの選考だから、サマージョブに参加していない人や参加しても活躍していない人は逆転できないといっても過言ではないだろう。
就活は情報戦
サマージョブで活躍したい2019卒*2向けに対策記事を書きたい。就職活動は情報戦だから、情報がない奴は勝てない。昨年度のサマージョブのお題をまとめたから確認してほしい。情報を得ることが最重要だ。
サマージョブのお題は買収提案
与えられた企業に対してM&Aの提案を行うのが外資系投資銀行のサマージョブの形式だ。2018卒のサマージョブ(2016年8月のサマージョブ)ではアサヒグループホールディングスへの買収提案が行われた。
驚くことに、モルガンスタンレーとJPモルガンが両社ともアサヒグループホールディングスをお題にしたのだ。ABインベブによるSABミラーの買収案件があった直後で、飲料業界の業界再編が行われると予想できたからであろう。事実、旭グループホールディングスはSABミラーの子会社を何社も買収して何千億円も投資したのだ。
投資銀行にとって熱い業界はサマージョブでもお題になりやすいから注目しておくとよい。「最近気になったM&Aは?」と面接で聞かれるからどうせ準備しなければならない。それならサマージョブのことも考えながら調べたほうが効率的だ。
バリュエーションは必須
サマージョブで活躍するためには何といってもバリュエーションができなければならない。ただ企業の情報を調べるだけなら誰でもできる。誰でもできることをやっていては活躍するにはほど遠い。バリュエーションができる人はサマージョブ参加者でも5人に1人しかいないから、しっかり対策していけば差をつけられるチャンスになる。
バリュエーションは本を読みながらエクセルで練習すればできるようになる。どの本を読んでもいいが、何冊を買うよりは1冊を年度も読んだほうがいい。マッキンゼーが出版しているバリュエーションの本が一番有名だ。やや値は張るが、本代を惜しむようなどころじゃない。
就活サイトにも登録しておくべき
就活サイトといっても、マイナビやリクナビのような視座の低いメディアに登録しては仕方がない。外資就活ドットコムやワンキャリアは利用人口が多いから登録しておくとよいが、利用人口が多いということはこれらだけ登録していても差はつかない。
もっと利用人口の少ないメディアを見ておくとよい。おすすめなのはGoodfindだ。Goodfindは外資系投資銀行よりもコンサル寄りのメディアだが、サマーの段階ではコンサルと投資銀行はどうせ併願する。それに、投資銀行の選考でもなぜコンサルじゃいけないのかは必ず問われるから準備しておくに越したことはない。
Goodfind https://www.goodfind.jp/2018/articles
そのほかの外資の選考に特化したメディアには、外資系への道しるべ*3やBank Door*4がある。外資系への道しるべは内容が充実しているが少し古い。Bank Doorは金融特化で新しいが情報量が少ない。両者を合わせて使うとよいだろう。
何よりもOB訪問が大事
OB訪問ができるならしたほうがいい。誰からも話を聞かずに望むのは無謀だ。バリュエーションの練習をしたところで添削を受けなければ間違っている可能性も高い。頼み込んで教えてもらうくらいの図々しさがあっていい。
就活に早すぎるという概念はない。大学2年の3月でも動き出している人はいる。出遅れないうちに急いで準備をすべきだ。
https://www.axfc.net/u/3784753
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